東北ポートサービス

輸入・入港手続き
入出港サポート
燃料陸揚げ
貯蔵管理
発電所への運搬
石灰炭などの輸送

Services事業案内

輸入・入出港手続き

輸入・入出港手続き

外国の船舶が発電所海域に入出港する際には、事前に関係各所(官庁や発電所)に申請書を提出し、入出港許可を得なければなりません。また、入港日が確定した場合、船舶が安全に着桟できるようサポートする人の調整や手配をしたり、停泊中の訪問者を把握し、関係者に周知したりします。

バースマスター打ち合わせ風景
大型船舶の入出港サポート

大型船舶の入出港サポート

多くの関係者が一体となり、燃料を積んだ大型船舶をサポートします。船舶を着岸させるためのタグボート、船を固定するための綱を取る人などがいますが、それらの作業状況を把握する担当、さらに全体を管理・的確な指示を出す担当(バースマスター)がいます。

曳船「まつばら」
燃料陸揚げ

燃料陸揚げ

船舶に積まれている燃料を専用の機械で陸上に運びます。大型船舶が運んでくる燃料は、石炭であれば約8万トン、LNG(液化天然ガス)であれば約7万トン程度。発電所が電気を作るために欠かせない燃料であり、お客さまに安定した電気をお届けするためには必要不可欠です。 扱う燃料によって陸上へ揚げるための機械や運搬方法が異なりますが、運ばれた燃料は、貯蔵場所へと向かいます。

石炭受入作業
貯蔵管理

貯蔵管理

石炭の場合、貯蔵場所はいくつものブロックで仕切られており、監視室では、それらのブロックをモニターで監視・管理しています。発電所に石炭を供給する時に備え、各ブロックが保有している石炭の量を把握し、石炭が多いブロックから少ないブロックに移動するなどして量を調整しています。 LNGの場合は、液体状での保管となるため、熟練した操作員が、貯蔵タンクまでつながっているパイプラインを大型船につなぐため操作を行います。

屋内貯炭場
発電所への運搬

発電所への運搬

発電所から燃料の供給依頼が来ると、まず、貯蔵場所の設備のパトロールを行います。石炭の場合は、パトロールの中で、燃料を発電所に送り出すためのベルトコンベアのローラーに異音がないか、傷がついていないかなどの点検を行っています。また、燃料を送り出すためのルートは、あらかじめ決まっているため監視室では、モニターを見ながら、正しいルートとなっているか確認を行ってから燃料を発電所に送り出しています。 LNGの場合は、タンクローリーで液体のまま東北・新潟の工場等のお客さまへ出荷しています。遠隔監視員とともに安全作業に努めています。

パトロール風景
石膏・石炭灰の搬出および有効利用

石膏・石炭灰の搬出および有効利用

発電所で石炭を燃やした際に排出される石膏を集積し、東北電力企業グループである能代吉野石膏株式会社へ搬出しています。 東北電力株式会社では、石炭火力発電所から発生する石炭灰や石膏を有効利用しており、社外における土木工事などで使用するコンクリートに、JIS規格に適合した石炭灰(フライアッシュ)を混ぜています。 また、 排煙脱硫装置で副生される石膏は、石膏ボードなどへ有効利用されています。なお、亜瀝青炭などの低灰分炭の活用拡大により、燃料資源の有効活用に加えて石炭灰の発生量低減についても、検討を進めています。

石膏・石炭灰の搬出